アンズは、ウメやモモと同じように古い時代に中国から日本に渡来しました。平安時代の「本草和名」(918年)や「和名類聚抄」(931~938年)によれば杏にカラモモという和名をあてています。つまりこの頃にはすでに薬用の材料として杏仁があり、栽培をされていたことになります。
菊池秋雄によれば、アンズは11世紀ごろから栽培をされたとされますが、一般に普及するほどではなかったようです。江戸時代には学術名にカラモモを俗名にアンズを使っています。杏仁をアンニンと読んでいることから、アンズの名称はかなり古くからあったようです。
生産量が多いのは長野県、ついで青森県、広島県、福島県です。長野県では生果用が多く、加工向けは全体の4分の1です。
